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鞭打ち症の後遺症の中国気功整体治療

 

 動物は首を傷めすぎると死んでしまいます。そこで、衝突時に瞬間的に衝撃が加わる関節を守るため、反射的に筋収縮を起こすことで、関節トルクを発生させて、ムチ動作を起こします。このムチ動作で、筋肉が激しく収縮し炎症を起こします。しかし、運動エネルギーを熱エネルギーに変換することによって、むちうち損傷で筋肉に炎症を起こした分、熱エネルギーで神経にもダメージが出る場合もありますが、関節を形成している骨を守ることになります。
 反射トルクとなる筋収縮反射で、衝突時のショックに備えて、頚椎などの損傷を最小限にします。その後、損傷部位が自然治癒するまで、反射トルクとなる筋緊張反射で首などを守ります。ここまでは非常に大切なことなのですが、頚椎捻挫が回復すれば、この緊張を解放しても良いのに、往々にして、この状態(反射トルクとなる筋収縮反射)が定着しています。そういう方の後遺症は、いかにショックを解放してあげるか、ということに着眼点を置いた中国気功整体治療で早く楽になる可能性が高いのです。
 私が担当した例でも、20年以上前のものもありました。たとえて言えば、サイドブレーキをかけた状態で車のエンジンを動かしているようなもので、しんどくなりやすく、この状態だけでも疲労が蓄積してきます。この状態を解放しない限り、元気を出しにくく、季節や天気の変わり目や、人によっては加齢に伴って何十年も後になって後遺症が出てきます。
 私が担当させてもらった範囲では、大半の方が、1年以内の場合は初回で、かなり昔の場合や複数回経験している場合は週1回程度の治療で1ヶ月半ぐらいまでの間に、相当楽になってもらえます。前後に微調整するも行い、治療効果の定着を図っていることもあって、治療効果の継続も確認しています。
 正式な鞭打ち症が残る人は7%という統計結果を知らなかったときは、医師の誤診例ばかりを担当していたのではないのかと感じていました。鞭打ち(むちうち)は損傷があるものでも中国気功整体治療で治る可能性があるので、あきらめないで下さい。
 信じられない人には信じてもらえないかもしれません。楽にならない、治らない、と思い込んでしまってることです。頚椎ばかりに注目するのではなく、もっと、体全体のバランスをとっていく、という中国気功整体治療が得意とする観点から、治療方法を検討していただきたいです。数多くの鍼灸師を渡り歩いてでも、治療効果を引き出せる相性の良い鍼灸師と出会えるよう、粘り強く捜してみて下さい。

鞭打ち症の中国気功整体治療のツボ効能

 右外関→左臨泣:頚椎捻挫の緩和。
 公孫:脊髄症状の緩和。
 申脈→後谿:根症状の緩和。
 左列欠→右照海:炎症の緩和。
 崑崙:頭蓋仙骨の微妙な動きをスムーズにする。
 玉枕:首痛に対する対症療法。
 曲骨:関節の可動範囲の拡大。
 右絶骨:脳髄液循環の改善。
 左交信:間脳の機能改善。
 京門:椎骨動脈の血流改善。
 四涜:リンパ循環の改善。
 小腸兪:伸筋群の機能改善。
 左三焦兪:左心室(全身循環)の機能改善。
 右三焦兪:右心室(肺循環)の機能改善。

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