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桂林堂スタッフブログ

脊柱管狭窄症の患者治療経過

2週間前に 腰痛、大腿部、脛骨部等の痛みが ひどかったので。外用の漢方と気功整体治療を経って 今 腰痛は 大分 減っています。

いい方向に向かっています。

平成25年世田谷法人会新年会記念写真

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1月31日 三軒茶屋で 世田谷法人会新年会に参加しました。

漢方相談センターの新年会

1月27日に 横浜 日吉の中華料理店で 元中国中医病院の院長 治先生と 桂林堂と漢方薬提携の同仁堂の山根先生(遼寧中医大学出身)等と 新年会をしました。

「内病外治」について いろいろ 話しました。

今年は 治先生の外用治療は どんどん 展開しましょう。

今日 漢方相談の一人患者は 脊柱管狭窄証です。

手術以外の方法について 相談に来ました。

まず 桂林堂で 治先生の18種類の漢方薬の湿布治療にします。

この治療は 整体治療と一緒に します。今週の火曜日から 実施します。

治療経過は また 書きます。

上大岡院先生達の新年会

1月20日に 横浜  上大岡の中華料理店で 東大医学博士と 遼寧省中医大学の鍼灸師等 上大岡の先生達と 新年会をしました。

今年 鍼灸師 整体師 趙先生は 初めて 参加なので とても 面白かった。楽しかったの新年会でした。

鍼灸師の新年会

1月17日に 横浜 日吉で 小峯先生と 長森先生など 一緒に 新年会をしました。

皆さんは とても 楽しかった。

今年も ますます 頑張りましょう。

平成25年横浜南法人会新年会の記念写真です

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鞭打ち症の後遺症の中国気功整体治療

 

 動物は首を傷めすぎると死んでしまいます。そこで、衝突時に瞬間的に衝撃が加わる関節を守るため、反射的に筋収縮を起こすことで、関節トルクを発生させて、ムチ動作を起こします。このムチ動作で、筋肉が激しく収縮し炎症を起こします。しかし、運動エネルギーを熱エネルギーに変換することによって、むちうち損傷で筋肉に炎症を起こした分、熱エネルギーで神経にもダメージが出る場合もありますが、関節を形成している骨を守ることになります。
 反射トルクとなる筋収縮反射で、衝突時のショックに備えて、頚椎などの損傷を最小限にします。その後、損傷部位が自然治癒するまで、反射トルクとなる筋緊張反射で首などを守ります。ここまでは非常に大切なことなのですが、頚椎捻挫が回復すれば、この緊張を解放しても良いのに、往々にして、この状態(反射トルクとなる筋収縮反射)が定着しています。そういう方の後遺症は、いかにショックを解放してあげるか、ということに着眼点を置いた中国気功整体治療で早く楽になる可能性が高いのです。
 私が担当した例でも、20年以上前のものもありました。たとえて言えば、サイドブレーキをかけた状態で車のエンジンを動かしているようなもので、しんどくなりやすく、この状態だけでも疲労が蓄積してきます。この状態を解放しない限り、元気を出しにくく、季節や天気の変わり目や、人によっては加齢に伴って何十年も後になって後遺症が出てきます。
 私が担当させてもらった範囲では、大半の方が、1年以内の場合は初回で、かなり昔の場合や複数回経験している場合は週1回程度の治療で1ヶ月半ぐらいまでの間に、相当楽になってもらえます。前後に微調整するも行い、治療効果の定着を図っていることもあって、治療効果の継続も確認しています。
 正式な鞭打ち症が残る人は7%という統計結果を知らなかったときは、医師の誤診例ばかりを担当していたのではないのかと感じていました。鞭打ち(むちうち)は損傷があるものでも中国気功整体治療で治る可能性があるので、あきらめないで下さい。
 信じられない人には信じてもらえないかもしれません。楽にならない、治らない、と思い込んでしまってることです。頚椎ばかりに注目するのではなく、もっと、体全体のバランスをとっていく、という中国気功整体治療が得意とする観点から、治療方法を検討していただきたいです。数多くの鍼灸師を渡り歩いてでも、治療効果を引き出せる相性の良い鍼灸師と出会えるよう、粘り強く捜してみて下さい。

鞭打ち症の中国気功整体治療のツボ効能

 右外関→左臨泣:頚椎捻挫の緩和。
 公孫:脊髄症状の緩和。
 申脈→後谿:根症状の緩和。
 左列欠→右照海:炎症の緩和。
 崑崙:頭蓋仙骨の微妙な動きをスムーズにする。
 玉枕:首痛に対する対症療法。
 曲骨:関節の可動範囲の拡大。
 右絶骨:脳髄液循環の改善。
 左交信:間脳の機能改善。
 京門:椎骨動脈の血流改善。
 四涜:リンパ循環の改善。
 小腸兪:伸筋群の機能改善。
 左三焦兪:左心室(全身循環)の機能改善。
 右三焦兪:右心室(肺循環)の機能改善。

むち打ち症の治療法

 

まず初期治療として大切なのは、安静にすることと、患部を冷やすこと。
指などを切ったり擦りむいたりしたときのことを考えれば解ると思いますが、
傷も塞がらないうちに患部に触ると、傷は悪化してしまいます。炎症を起こしているときは
患部が熱をもっていますから、冷やすとそれだけ早く炎症が治まります。シップ薬には炎症を
抑える成分が入っていますが、実際に患部を冷やしているわけではありません。
氷や保冷剤を使って、きちんと冷やすようにしましょう。

炎症が治まったら、本格的な治療に入ります。初期に首を安静にしていたことで、筋肉や
靱帯の損傷は回復しますが、代わりに柔軟性が失われてしまったり、自由に動かなくなったり
するのです。それを元通りにするために、温熱療法やマッサージなどを行います。
さらに整骨院では、患者さんの体質や症状に合わせた全身治療を行います。
むち打ちで衝撃を受けたのは首だからといって、首だけを治療すればいいのではありません。
人間の体は全部つながっています。傷を受ければ患部をかばおうとして、ほかの部分の
筋肉や靱帯に負担がかかってくるのです。骨格にゆがみが出てくることもあるので、全身の
バランスを見ながら治療を進めていかなければなりません。だからこそ、患者さん
ひとりひとりに合わせた丁寧な治療が必要になるのです。

 

むち打ち症の分類

 

 

 頭痛・肩こり・めまい・耳鳴り・眠気・吐き気・手足のしびれといった症状を、全部
まとめて「むち打ち」と呼んでいますが、細かく見ていくと大きく5つのタイプに分類できます。

1、  頚椎捻挫型

頸椎は首の骨のこと。人間の頭部は成人で3~4キログラムあるといわれています。
人間は細い頸椎だけで、この重い荷物を支えているのです。交通事故のときは衝撃で頭が振り回されるので、支えている頸椎が大きく曲げられ、周囲の筋肉や靱帯、軟骨が傷ついてしまいます。これが頸椎捻挫です。
むち打ちの70~80%は、この頸椎捻挫型だといわれています。

むち打ちでは軽傷のほうに入りますが、だからといって舐めてかかってはいけません。頸椎への衝撃がひどいときは、筋肉や靱帯だけのダメージに留まらず、血管や神経が傷ついてしまうこともあるのです。そこまでいくと治療にも長期間かかりますが、残念ながらレントゲン写真やCT映像では傷を確認することができません。だからこそ怖いタイプともいえます。

2、神経根症状型

頸椎の中には、脳と体を結ぶ神経が通っています。交通事故の衝撃で頸椎が変形してしまい、神経の通り道が狭くなってしまったのが神経根症状型です。神経がつねに刺激を受け続けるため、あちこちの痛みや手足のしびれといった症状がずっと続きます。

どの神経が刺激を受けているかによって、出てくる症状が違うのも特徴のひとつ。知覚神経が刺激を受けると、鈍いような痛みが続き、時折鋭い痛みに悩まされたりします。手足のしびれは、運動神経が刺激を受けている状態です。

神経根症状型は、レントゲン写真やCT映像では見つかりにくいタイプですが、神経専門の検査でとらえることができます。

3、バレ・リュー症候群型:頸部交感神経刺激症状型

頸椎を通っている神経のひとつに、交感神経があります。交感神経とは自律神経のひとつで、人間が激しく活動するときに必要になります。

この交感神経がダメージを受けると、頭痛・めまい・耳鳴り・吐き気といった症状が現れます。ほとんどの場合、頸椎捻挫と同時に起こるので診断がつきますが、バレ・リュー症候群の症状しか出ないと、なかなか診断がつかないことがあります。バレ・リュー症候群では、かすみ目・疲れ目といった目の症状、耳鳴り・難聴といった耳の症状、喉の詰まりや飲み込みにくさといった喉の症状が出ることがありますが、眼科や耳鼻科では総合的な診断が難しいからです。

交通事故をきっかけにそういう症状が起きたときには、神経の専門家に見てもらったほうがいいでしょう。

4、脊髄症状型

頸椎の中には脊髄という部分があり、ここをたくさんの神経が通っています。この脊髄がダメージを受けると、下半身や内臓などに異常が起こることがあります。脊髄症状型では、脚がつねにしびれているような状態になることが多いですが、内臓に影響が現れた場合は、下痢や便秘、頻尿といった症状を感じることも。内臓に症状が出るのはごくまれなケースですが、絶対に起こらないとはいえません。

5、脳脊髄液減少症型

ごく最近に発見されたタイプで、まだほとんど研究が進んでいません。中には本当にこんなタイプが存在するのか疑わしいと思っている医師もいます。

人間の脳は、脊髄液という無色透明な液体の中に浮かんでいます。液体の中に浮かんでいることで、脳は衝撃から守られ、正常に働くことができるのです。交通事故の衝撃で脊髄液が漏れだしてしまうと、脳は最適な位置に浮かんでいられなくなり、正常に働けなくなります。これが脳脊髄液減少症型です。

脳脊髄液減少症型で起こる症状は、ざっと上げただけでも頭痛・めまい・視力低下・耳鳴り・難聴・肩こり・筋肉痛・腰痛・手足のしびれ・記憶障害・思考力低下・倦怠感・睡眠障害・免疫異常など、多種多様でバラエティに富んでいます。

軽度なら、積極的に水分を摂って安静にしていれば治るともいわれていますが、まだ治療法についても確立されていません。

むち打ち症発症のメカニズム

 

むち打ち症発症のメカニズム  

むち打ち症の発症の解剖構造からみるとは、首を前に曲げると、頚椎の後方にある上下の棘突起(骨)の間(靭帯部分)が広くなります。そのため頚椎の骨と骨とを繋いでいる軟骨である椎間板(椎間板はメスでも切れるような比較的柔らかい物質です)に水平に線を引くと、頚髄神経の前方は椎間板を、後方は上下の棘突起(骨)の間にある棘間靭帯を通ります。すなわちこの一線上において、頚椎の骨性部分はわずかに椎間関節の上関節突起の先端だけですから、解剖学的構造によって、刃の薄い日本刀でも容易にほとんど抵抗なく斬首できることがわかります。

 車に乗っていて追突された時には、後方から座席ごと背中が水平方向に前方に押し出される衝撃を受けます。体の後方からの衝撃では、唯一上下の骨の間を繋いでいる椎間関節も制動には役にたちません。それは椎間関節は上関節突起と下関節突起で構成されていますが、上関節突起は下位の頚椎の一部であり、上位頚椎の下関節突起よりも前方に位置しています。このため、追突によって体が前方に移動し頭が残るような衝撃を受けると、骨性要素である椎間関節は制動には全く関与しませんので、制動に関係する最も硬い構造物は椎間板になります。しかし、椎間板はメスで容易に切ることができるほど柔らかい軟骨ですから、「ずれる力」がかかると、簡単に断裂します。これが低速度の追突でも、椎間板損傷を引き起こし、むち打ち症を発症する理由です。

 車を運転している時、前方や側方、後方を確認するため、頭はヘッドレストに接しておらず首だけで支持されています。運転席に座っている時の姿勢は、ブレーキ、アクセル等のペダルを操作するために背もたれは軽度後方に傾いており、首は軽く前方に曲げています。この首の位置では頚椎の椎間板から棘突起の間が一直線になります。すなわち切腹し斬首されるときの首の位置になり、首の骨で防御するものはありません。首がこの位置で追突されれば、車に固定されている座席とともに背中も前方に移動しますが、頭部は慣性でその場に残るため首に剪断力(ずれる力)がかかります。文献によれば、追突された時頭部に対して肩が15cm前方に移動しても、頭部は追突以前の位置に止まるとされています。首が剪断力を受けた時この力を防止する骨性の構造物はありませんので、可動性のない軟骨である椎間板に最も剪断力がかかり断裂します。追突時に身構えればむち打ち症の発生をある程度防止できますが、それは筋肉を収縮させて背骨全体を棒のように固定し剪断力を防ぐためと考えられます。

 これまではむち打ち症の発症の原因は、首の生理的な可動域を超えて後屈させられた時に起こると考えられてきました。しかし、最近の研究では首の生理的な可動域の範囲内でも発症することが解りました。すなわち、低速度で追突されてもむち打ち症を発症するのです。

 すなわち、むちうち症は、首への外傷によって、頚椎の椎間板にずれが生じて椎間板損傷を起こして発症することになります。

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